作業風景

2025年2月 2日 (日)

当店デモバイクPINARELLO(ピナレロ)NEW DOGMA F(ドグマF)2025年モデル 組立て風景③

組立て風景②に続き、当店デモバイクの2025年モデル PINARELLO DOGMA Fの、組立て作業風景のほんの一部をご紹介いたします。

普段自転車がどのように組立てられ出来上がるかを見る機会は少ないと思うので、仕上がっていく様子を楽しんで頂ければと思います。

組立て風景③

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ディスクブレーキのオイルチェック&エア抜き作業です。

ブレーキの角度を変えたり衝撃を加えたりを繰り返して根気強く作業を行います。

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次にブレーキのセンター出しです。

ディスクブレーキは特にブレーキパッドのクリアランスが小さいので、僅かな隙間に光を当てたりして見ながら超細かな調節をして仕上げております。

まれにブレーキ台座の精度が出ていないと、フレームのブレーキ台座のフェイスを専用工具で切削し綺麗に整えたりといった作業も行っております。

ディスクブレーキの不調は複合した原因が多いので、日頃の経験が活きる作業です。

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ボトルケージの取付けもしっかりネジ山にグリスを塗り、ボトルケージ台座の精度が悪い場合はタッピングしております。

意外と新車でも不調が多い箇所です。

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バーテープを丁寧に巻き

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前後位置、角度をお客様のお好み合わせながら、サドルを規定トルクで締めます。

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先程Di2ケーブルの長さを決めるのに仮止めしたリアディレーラーを一度取り外し、ディレーラーハンガーの精度をチェックして再度取り付けます。

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フロントディレーラーも同様に一度取り外した後、サポートボルトが当たる位置にプレートを張り付けたり、細かな角度、高さを調整した後、フレームに合った規定トルクで締めつけます。

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チェーンの長さを決め

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チェーンカッターでカット

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シマノクイックリンクで接続

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フロントディレーラーの調整、動作確認

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リアディレーラーの調整、動作確認

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変速を繰り返しながら微調整をし、ベストな位置にセッティングします。

その後、専用の機械、アプリなどでDi2のファームを最新に書き換え

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ペダルにグリスを塗って取り付けると

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完成です!!!

今回は気合の入った1台なので写真多めに載せておきます。

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お客様のこだわりの1台も、是非当店にお任せください!

店長:武田健吾

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2025年1月31日 (金)

当店デモバイクPINARELLO(ピナレロ)NEW DOGMA F(ドグマF)2025年モデル 組立て風景②

組立て風景①に続き、当店デモバイクの2025年モデル PINARELLO DOGMA Fの、組立て作業風景のほんの一部をご紹介いたします。

普段自転車がどのように組立てられ出来上がるかを見る機会は少ないと思うので、仕上がっていく様子を楽しんで頂ければと思います。

組立て風景②

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ホイールの振れ取り、センターチェック、ハブのチェックも欠かせません!

殆どのホイールは当店の基準値よりも振れが大きく出ているので必ず修正し、高級ホイールでも意外とセンターがずれている事も有り修正して販売しております。

ホイールの修正が終わった後はタイヤを装着しております。

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その後ディスクローター、スプロケットの取付けです。

今回の締め付けはとある理由であえてトルクレンチを使用せず、長年の作業している感覚を頼りにしっかりと固定します。

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続いてDi2ケーブルをフレーム内部に通します。

画像には無いですが、最近は便利な専用工具があるのでそちらを使用しております。

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その後ディレーラーを仮止めしDi2ケーブルを仮でディレーラーに取付け、綺麗に組立てが出来るようにベストな長さを探ります。

ここまでも相変わらず地道な作業が続きますね!

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次にボトムブラケットの作業です。

ボトムブラケットのネジ山の精度を確認し一度ボトムブラケットを仮止めした後、必要であればネジ山を専用工具で整えます。

今回はとてもスムーズに仮止めできたのでネジ山のタッピングは行わず、そのまま防水性の高いグリスをたっぷり塗って下準備完了です。

ネジ山のタッピングはやりすぎても良くないので、その辺の判断もとても重要です。

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ボトムブラケットを再度取付け、仕上げにしっかりとトルクレンチで本締め固定します。

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次に右クランクのクランク軸にグリスを薄く塗ります。

これにより防水、防錆性能が高まり、クランクの異音対策にもなります。

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左クランク取り付け部分にも薄くグリスを塗ります。

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最後にしっかりとトルク管理をしつつも、2本ある左クランクのボルトを均等に締めこみます。

ボトムブラケット、クランク周りはしっかりと下処理をして作業しないと音鳴りの原因や錆を招きますので、この辺は基本に忠実に丁寧に行っております。

場所によって使用するグリスを変えているのは、個人的な自己満足的こだわりです。

見ていただいている方にはまだまだ全体が見えないと思いますが、実はこの辺りからだいぶ形になってきました。

続きはその③へ…

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2025年1月27日 (月)

当店デモバイクPINARELLO(ピナレロ)NEW DOGMA F(ドグマF)2025年モデル 組立て風景①

以前少しご紹介した当店デモバイクの2025年モデル PINARELLO DOGMA Fの、組立て作業風景のほんの一部をご紹介いたします。

普段自転車がどのように組立てられ出来上がるかを見る機会は少ないと思うので、仕上がっていく様子を楽しんで頂ければと思います。

組立て風景①

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メーカーさんから送られてきたフレームを開封し、不具合が無いか検品します。

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この自転車はオプション(有料)のガラスコーティングを施工します。

当店ではガラスの鎧、ガラスの盾をお取扱いしております。

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ヘッドパーツ、ハンドルステムを一度仮付けし、乗り手のポジションに合わせてハンドルの高さを決めます。

元のバイクのポジションを参考にしつつ、今後のポジション変化に合わせて少し余裕を残すのがポイントです。

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いつももったいないと思いながらもステアリングコラムを切断し、切断面はきれいにヤスリをかけて整えます。

のこぎりの歯もカーボン用を、ヤスリは映ってませんがカーボンを削るのに適したものを使用しております。

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フレームにブレーキホースを通した後、画像では見えませんがフレーム内部に音鳴り軽減用のウレタンホースを通します。

その後画像のように高性能グリスをたっぷりベアリングやフレームに塗り、水分やホコリの侵入によってベアリングが傷むのを防ぎます。

余談ですが、最近のフレームはヘッドパーツに水が入りやすい物が多いので、洗車の時は出来るだけヘッドパーツ周辺に水がかからないよう注意して下さい。

最近洗車のしすぎでヘッドパーツのベアリングが傷んでいる車両が増えております。

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DOGMA Fはヘッドスペーサー、ステム、ハンドル内にブレーキホースが内蔵される自転車です。

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凄く考えられているフレームやハンドル周りで作業はやり易い方ですが、専用工具や小技を駆使してブレーキホースを通します。

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ブレーキレバーを仮付けして前後、平行の確認です。

数か所測定しつつも、元のバイクと乗り換えた時に違和感が少ないように、ライダーに合わせて調整しております。

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スポーツバイクにはトルクレンチは必須!

とはいえ、トルクレンチを使えば100%安心という考えはとても危険で、メーカーのマニュアルや経験値を元に各パーツに最適なトルクで調整、組立てをしております。

組み付ける際一番繊細なパーツに合わせてベストな加減を探るのがポイントで、規定トルクで締めてもブレーキレバーが簡単に動いてしまう事も多々あります。

そうなってしまっては大変危険なので強すぎず弱すぎず、何気にとても気を遣う作業です。

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しっかりとブレーキレバーが固定出来ました。

今風のセッティングで、フレアハンドルに合わせてブレーキレバーやや内向きセッティングです。

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ブレーキホースをブレーキレバーに取り付けます。

この作業も何気に要注意!

ブレーキホースが奥まで入っていなかったりホース固定ナットの処理が甘いと、ブレーキホースが抜けたりブレーキレバーが破損したりと大変危険です。

そうならないように確認しつつ慎重に作業しております。

 

それにしても… 組立て前半は地味な作業が多いですね(笑)

しかし、我々プロメカニックは組立て前半部分に最も時間と労力をかけて集中して作業を行っております。

企業秘密も多く細かい所は書けておりませんが、ここまでで作業時間は数時間。

興味がある方は近々その②も書きますので、その②へ続く…

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