当店デモバイクPINARELLO(ピナレロ)NEW DOGMA F(ドグマF)2025年モデル 組立て風景③
組立て風景②に続き、当店デモバイクの2025年モデル PINARELLO DOGMA Fの、組立て作業風景のほんの一部をご紹介いたします。
普段自転車がどのように組立てられ出来上がるかを見る機会は少ないと思うので、仕上がっていく様子を楽しんで頂ければと思います。
組立て風景③
ディスクブレーキのオイルチェック&エア抜き作業です。
ブレーキの角度を変えたり衝撃を加えたりを繰り返して根気強く作業を行います。
次にブレーキのセンター出しです。
ディスクブレーキは特にブレーキパッドのクリアランスが小さいので、僅かな隙間に光を当てたりして見ながら超細かな調節をして仕上げております。
まれにブレーキ台座の精度が出ていないと、フレームのブレーキ台座のフェイスを専用工具で切削し綺麗に整えたりといった作業も行っております。
ディスクブレーキの不調は複合した原因が多いので、日頃の経験が活きる作業です。
ボトルケージの取付けもしっかりネジ山にグリスを塗り、ボトルケージ台座の精度が悪い場合はタッピングしております。
意外と新車でも不調が多い箇所です。
バーテープを丁寧に巻き
前後位置、角度をお客様のお好み合わせながら、サドルを規定トルクで締めます。
先程Di2ケーブルの長さを決めるのに仮止めしたリアディレーラーを一度取り外し、ディレーラーハンガーの精度をチェックして再度取り付けます。
フロントディレーラーも同様に一度取り外した後、サポートボルトが当たる位置にプレートを張り付けたり、細かな角度、高さを調整した後、フレームに合った規定トルクで締めつけます。
チェーンの長さを決め
チェーンカッターでカット
シマノクイックリンクで接続
フロントディレーラーの調整、動作確認
リアディレーラーの調整、動作確認
変速を繰り返しながら微調整をし、ベストな位置にセッティングします。
その後、専用の機械、アプリなどでDi2のファームを最新に書き換え
ペダルにグリスを塗って取り付けると
完成です!!!
今回は気合の入った1台なので写真多めに載せておきます。
お客様のこだわりの1台も、是非当店にお任せください!
店長:武田健吾
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