当店デモバイクPINARELLO(ピナレロ)NEW DOGMA F(ドグマF)2025年モデル 組立て風景①
以前少しご紹介した当店デモバイクの2025年モデル PINARELLO DOGMA Fの、組立て作業風景のほんの一部をご紹介いたします。
普段自転車がどのように組立てられ出来上がるかを見る機会は少ないと思うので、仕上がっていく様子を楽しんで頂ければと思います。
組立て風景①
メーカーさんから送られてきたフレームを開封し、不具合が無いか検品します。
この自転車はオプション(有料)のガラスコーティングを施工します。
当店ではガラスの鎧、ガラスの盾をお取扱いしております。
ヘッドパーツ、ハンドルステムを一度仮付けし、乗り手のポジションに合わせてハンドルの高さを決めます。
元のバイクのポジションを参考にしつつ、今後のポジション変化に合わせて少し余裕を残すのがポイントです。
いつももったいないと思いながらもステアリングコラムを切断し、切断面はきれいにヤスリをかけて整えます。
のこぎりの歯もカーボン用を、ヤスリは映ってませんがカーボンを削るのに適したものを使用しております。
フレームにブレーキホースを通した後、画像では見えませんがフレーム内部に音鳴り軽減用のウレタンホースを通します。
その後画像のように高性能グリスをたっぷりベアリングやフレームに塗り、水分やホコリの侵入によってベアリングが傷むのを防ぎます。
余談ですが、最近のフレームはヘッドパーツに水が入りやすい物が多いので、洗車の時は出来るだけヘッドパーツ周辺に水がかからないよう注意して下さい。
最近洗車のしすぎでヘッドパーツのベアリングが傷んでいる車両が増えております。
DOGMA Fはヘッドスペーサー、ステム、ハンドル内にブレーキホースが内蔵される自転車です。
凄く考えられているフレームやハンドル周りで作業はやり易い方ですが、専用工具や小技を駆使してブレーキホースを通します。
ブレーキレバーを仮付けして前後、平行の確認です。
数か所測定しつつも、元のバイクと乗り換えた時に違和感が少ないように、ライダーに合わせて調整しております。
スポーツバイクにはトルクレンチは必須!
とはいえ、トルクレンチを使えば100%安心という考えはとても危険で、メーカーのマニュアルや経験値を元に各パーツに最適なトルクで調整、組立てをしております。
組み付ける際一番繊細なパーツに合わせてベストな加減を探るのがポイントで、規定トルクで締めてもブレーキレバーが簡単に動いてしまう事も多々あります。
そうなってしまっては大変危険なので強すぎず弱すぎず、何気にとても気を遣う作業です。
しっかりとブレーキレバーが固定出来ました。
今風のセッティングで、フレアハンドルに合わせてブレーキレバーやや内向きセッティングです。
ブレーキホースをブレーキレバーに取り付けます。
この作業も何気に要注意!
ブレーキホースが奥まで入っていなかったりホース固定ナットの処理が甘いと、ブレーキホースが抜けたりブレーキレバーが破損したりと大変危険です。
そうならないように確認しつつ慎重に作業しております。
それにしても… 組立て前半は地味な作業が多いですね(笑)
しかし、我々プロメカニックは組立て前半部分に最も時間と労力をかけて集中して作業を行っております。
企業秘密も多く細かい所は書けておりませんが、ここまでで作業時間は数時間。
興味がある方は近々その②も書きますので、その②へ続く…
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